飲食から他業種への転職は30代で可能?ブラックな志望動機を打ち消す

日々の過酷な仕事にウンザリしている。

体もボロボロで悲鳴をあげている・・・。

もう辞めたい。 飲食店で働きたくない。

しかしそうは言ってもすでに30代。大学を卒業して飲食一本でやってきた。専門知識もないし、あるといえば持ち前の体力と精神力ぐらい。

こんな自分に他業種への転職などできるのだろうか?

30代で飲食業で働いているが、辞めるに辞められない人も多いかもしれません。

結論から言うと、厳しい部分は否めませんが、30代でも他業種への転職は可能です。

30代で他業種へ転職する際に強みになる点、注意点を紹介します。

30代で転職。5年きざみで厳しさは増す

飲食業に限らず、通常年を重ねるごとに転職は厳しくなっていく。

当たり前ですよね。

企業側から見れば、年齢が上がれば扶養家族や年齢給などで人件費がかさむ。

そもそも20代の若くあまり世の中の事、会社の事を深く熟知してない人材の方がコストもかからないし教育もしやすい。

都合のいい言い方をすれば、自社色に非常に染めやすいため、企業側としては20代の若手の方が採用しやすいのです。

また教育する側としても、年上の経験豊富な上司が年下の若手を教育するほうが、マナーや礼儀の面でも構造的にやりやすい。

これは裏を返せば、飲食業から異業種へは20代なら転職の余地がかなりあることを意味しています。

残念ながら日本社会では、年齢を過剰なまでに重視する傾向は否めません。

そのため30代であれば、30、35、39と約5年きざみで自分の年齢的な価値がどんどん暴落していく事を念頭に置くのが現実的。

飲食から他業種へ転職するにはスピード感、決断力も重要になります。

飲食業経験は職歴で有利に働きにくい

飲食業の経歴を重要視してくれる会社は少ないです。

なぜか?

なぜなら他業種から見れば飲食業は、コミュニケーション能力があれば誰にでもできる簡単な仕事。

というイメージが今だに強いからです。

「30代で店長経験者っていえば、そこそこのキャリア経験があるので、管理能力の高さや企画・提案に長けた能力を買ってもらえるんじゃ?」

こんな風に考えて飲食業から他業種に飛び込もうとする人もいるが、これがなかなか上手くいかない。

その理由は様々にあります。

よく言われるのが社内間でのコミュニケーション能力には長けているが、外部の人間と密に接する事が少ないので、コミュニケーションが発展的でないと見られてしまう。

要は社内の報連相には長けているものの、業者との重要な価格折衝や大きな取引の交渉力が欠けていたりする。

消費者としてのお客様には強いが、企業としてのお客様に苦手意識がある。こんなイメージを他業種には持たれやすい。

また店長・料理長レベルだと様々な提案や企画・献立などを組み立てていけるという「裁量権」は持たされます。

しかし実際の取引額を決定する事や、外部の新しい業者の発掘をし交渉を進めていくといった確固たる「決定権」は持たされない事が多い。

すると、

飲食のキャリアが軽視される理由

・企画や立案はあらかじめ会社が用意したものにそぐうだけ⇒スキルの幅が狭いのでは?

・裁量はあって決裁がないと、当事者意識に欠けているのでは?

少し厳しいですが、こういった冷ややかな視線を投げかける会社もあります。

また飲食業に従事していた期間の長い30代のキャリア職の人だと、飲食独特の変わったルールが体に馴染みずぎていて、それを払拭しきれなかったりもする。

前の職場ではこうだったのにといった習慣化した考えが固執してしまうのです。

一番最悪なのは、飲食業では普通でも、異業種では考えれれないような事を実際に行動してしまうこと。

悪しき習慣が足かせに

とある飲食店の店長から、営業職に転職した友人は毎週朝の11時に行うミーティングに普通に10分遅れで出勤したところ上司からこっぴどく怒られた。

彼の以前の飲食店ではミィーティングは、大体が遅れて人が全員そろうというのが常識だったのです。

前日夜遅くまで拘束されている飲食業であるが故の体質が完全に馴染んでしまっていた。

こんな極端な実例もあるぐらい。

そのため、転職を成功させるには、悪しき常識を一旦リセットした上で、飲食業の経験が他業種で活きるというアピールを全面的に売り込む必要がある。

この人だったら、30代でも十分、自社に利益をもたらしてくれるという印象を相手にいかに認識させるかがポイントになるのです。

具体的にどうするのか?

飲食から他業種へ転職成功する人の志望動機例


飲食店勤務者が他業種へ転職する最大の理由は、ほとんどが過酷な労働環境からの脱出でしょう。

しかし実際の応募や面接の場で、

「ブラックな労働環境がイヤで辞めました!」

とはストレートには言いにくいです。言ったら採用されないという不安から言えませんよね。

他業種へ行く際の志望動機のポイントは、

・ブラックだった環境を上品に表現する
・志望動機に自分の強み上乗せする

この2点です。

ブラックだった環境を上品に表現する

ぶっちゃけた話し、転職者のほとんどが前の職場環境に不満を感じているからこその転職なわけです。

多かれ少なかれブラックな部分があってそれをうまく別の表現で言い回しているに過ぎない。

例)拘束時間が長い

長い時間をかけて営業するスタイルに評価の無さを感じた。オンオフの切り替えができ、やった分を正当に評価してもらえる御社に魅力を感じた

例)休みがない

人員不足を体をはってカバーするスタイルよりも、仕組みや効率を強化する運営のやり方のほうにシフトチェンジしたい。そのために飲食業以外の職種でチャレンジした。

上記は一例ですが、ポイントはブラックだった環境をいかに上品に表現するかです。

飲食の経験を他業種へ活かすといっても、笑顔で接客できるとか、細かい作業が得意とかいう技術に長けていても、それは企業側には魅力に映らない。

志望動機に「この人は期待できるぞ!」という部分を盛り込んでいけば、他業種だろうと面接は突破します。

例)飲食の人手不足経験を応用

人手不足の飲食店に勤務して、ぜがひでも人を退職させないように日々努力をしてきた。その教育ノウハウも確固として持っている。

そう自負してやまない人は30代でも十分に他業種に転職できます

というのも人手不足というと飲食業界が突出しているように見えますが、人手が枯渇している問題は他業種でも一緒。

IT業界、営業職、運送会社、どこもかしこも少子高齢化の波を大々的に受けているのは一緒なわけです。

そして当たり前ですが、人材にすぐに辞められてしまえば、教育もへったくれもなくなってしまい会社の将来に繋がらない。

そのため飲食業で培った離職率を下げるノウハウを駆使すれば、他業種でも全然通用します。

飲食業の問題点「人手不足」を解決する能力を抜き出し、それを具体的に他業種へあてこむ。

「あなたが構築してきた人を辞めさせない工夫は、自社でも活きるな」

と思わせる。再現性のあるプロセスをいかにアピールできるかが重要。

例えば、

飲食経験の強みポイント

・アルバイトを辞めさせないための接し方

・ステップアップ(時給アップ)の仕組みの提案

・そのマニュアルの設計を自分で構築したという実績

飲食で培った人員を脱落させないという創意工夫が、「管理職」にピッタリはまるというのであれば、ルーティン業務でスタッフの管理を行っている会社などに転職できる可能性はかなり高い。

その会社が人手不足ならなおさら。

飲食からの他業種転職の例

・ビルメンスタッフの管理

・生命保険の営業スタッフの管理

・大型倉庫のスタッフ管理

など応用できる職種はいくらでもあります。

例)飲食属性のお客に接していた強みを活かす

飲食の仕事を別視点で眺める事で、強みを抜き出すこともできます。

マーケティングを常日頃から意識するとでも言いましょうか。

飲食で働いていると、「お客様のため」「お客様が第一」といった事を耳にタコができるほど聞かされます。

なぜそんな事が毎日叫ばれるのか?

それはご存知の通り、客のニーズに答える事が繁盛につながるからに他なりません。

完結に言えば、

顧客をしっかり捉えれば飲食以外でも物は売れる

・お客があなたのお店にくる理由は?(なぜその商品を買うのか?)

・どんな欲求、願望があるのか?

・年代と性別は?

こういった考察がしっかりできていれば、商品を売り続ける事は可能だからです。

美味しい料理、しっかりしたサービス、管理の行き届いたオペレーション。これはいずれも重要でしょう。

ですが、もっと大切なのは客が何を求めて来店し、それに答えることができる自社の強みは何なのかの切り口をしっかり持っていること。

ターゲットの分析がしっかり行き届いている事です。

30代前半女性が多く来店する、客単3500円の店舗の店長をやっていたのなら、似たような30代前半女性が客層を占める業界なら強みを発揮できる可能性がかなりある。

例えば、

単価から近しいターゲーット職種の例

・化粧品の通販

・オーガニック食材の販売店

なぜ?といった視点をひもといていけば、そのノウハウを広げ他業種へ展開する道はいくらでもあります。

飲食業という狭い枠組みにとらわれす、俯瞰的なマーケティングができれば、何かを売るという職種では全てにおいて通用する能力と言える。

営業だけでなく、広告業や何かの仕組みを作って販売などすべてです。

飲食業だけにとらわれず、他業種でもあなたにやってほしいことは、問題の解決です。

・人手不足の解消

・売上を上げる

他業種への転職。初年度の給料低下は覚悟

もしあなたが飲食店長だとしたら30万近くの月収を貰っているかもしれません。

他業種へ転職した場合、最初の1年目は給料が落ちるのは覚悟する必要があります。

しかし実力が開花すれば2年目以降、

・ボーナスが急増する

・役職がつき給料が上がる

段階を追って上がっていくのが通常です。

そして何よりも飲食から他業種へ転職した際のメリットとして、

時間的な拘束が軽減される

という部分が、他業種へ転職する最大のメリットとして感じられるはず。

やはり給料の遅れは挽回できても、失った時間の挽回はできませんから。

まとめ:他業種へ転職するために

飲食から転職するためのポイント

・5年きざみで転職は難しくなる!

・飲食で培った問題解決力を他業種で活かす!

・初年度は年収は下がるが、次年度以降で挽回!

30代での転職って結構な一大イベントです。

とはいえ今は、働き方の多様化が進んでいるので、以前ほど30代の転職が不思議な事ではなくなっています。積極採用している会社も多い。

体を壊す、家族に心配をかける、生活が成り立たなくなる。これらを十分に考えた上で、行動を起こすかどうか?だけです。

転職エージェントで時間をショートカット

上記に解説した、飲食で培った抽象的なスキルを他業種へどう展開していいのか分からないという方は、転職エージェントを糸口にする方法もあります。

というのも、飲食業という長時間労働という構造の中では、いざ、えいや!と転職を考えて動こうとしても疲れ切って何もできないのです。

そのため、ある程度の先走りを転職エージェントに代行してやっておいてもらう。時間のショートカットをしてしまう。

転職エージェントに登録することで、他業種でも自分がどんな会社に応募できるか求人候補が送られてきます。特に大手は圧倒的に多いし、バックアップも手厚い。

もし飲食店を辞めたいけどどう説明していいのか分からず迷っているなら、他業種へ行くための転職理由を一緒に考えてくれもします。

転職エージェントを利用するメリット

・あなたのキャリアを細かく分析してくれる

・職務経歴書の添削を行ってくれる

・たとえ他業種でも内定へのフォローをしっかりしてくれる

いざ転職しようとすると、なかなか腰が上がらない部分をあらかじめフォーマットとして考えておいてもらう。

逆に単独で動くと、

「面倒くさいから、やっぱりいいや・・・。」

と根負けし、また辞めれないループにハマってしまう。

そうならないためにもあらかじめ登録をしておき、送られてくる求人を眺め情報をストックしておく。それだけでも、転職の突破口は見えるはずです。
 
 

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