スーパーの鮮魚部を辞めたい!過酷な理由3つとその先にあるもの!?

魚をさばくのは、主婦でも苦手と言うほど難しいものです。日本人の食卓には魚は欠かせない存在なので、さばけるに越したことはありません。

身近で魚をさばく技術を習得するには、スーパーの鮮魚売り場が最適です。

スーパーはどこにでもありますし、鮮魚コーナーの求人は人手不足の昨今、意外なほど多い。

しかし、スーパーの鮮魚部は実際に働いてみると、過酷な職場であることがわかります。

では、どこが大変なのか?具体的に紹介します。

早朝からの出勤時間

スーパー自体の開店時間は、だいたいが9時や10時からです。正月やお盆のピーク時には早朝の開店もあり得ますが年に数回程度。

レジ業務の担当者であれば、開店時間の30分前あたりの出勤ですから、ゆとりの出勤時間と言えます。

しかし、鮮魚や精肉コーナーの担当者はそうはいきません

開店前には魚を店頭に並べなくてはなりませんので、開店30分前では遅いのです。食品トレーに魚を乗せてラップするのはもちろん、氷の入った容器に旬の魚を入れておくのも毎日の仕事です。

中でも最も大変な仕事は、魚をさばくことです。

買い物客が調理しやすいように切り身が売られていますが、鮮魚の担当者がさばいて切り身にしています。扱う魚の種類によってさばき方も違いますので、これらを把握する必要があるのです。

当然ですが魚はケース単位で捌くのでかなりの時間を取られます。

鮮魚にこだわったスーパーであれば、イトヨリやホウボウなどのマニアックな魚も取り扱うので、これらをさばくために皆こぞって早出をするのです。

また、魚のほか、カニやエビ、貝類の担当も鮮魚の仕事です。

カニは食べやすいように足だけをパック詰めしたり、ホタテやカキは殻から中身を取り出さなくてはなりません。

こうした準備に相当な時間がかかるため、鮮魚担当者の出勤時間は6時や7時の早朝なのです。

当然ですが早出手当なんていうものは存在しません。

しかも早出したその分、早くあがれるのか?といったら全くそんな事はありません。

スーパーの店員全体に言えることですが、鮮魚部はかなりの長時間労働を強いられます。

染みついて取れない臭い

海産物を加工する仕事は沢山あります。新鮮な魚から「ちくわ」や「かまぼこ」を生産する工場、採れたての魚を扱う魚市場。

この仕事の従事者に共通するのは、魚の臭いです。

魚をさばくと手に生臭さがついて、しばらく取れないことがありますね。石鹸を付けても落ちないので大変困ります。

毎日生魚を取り扱う仕事の人たちは、この臭いが体に染みついてしまいます。衣服に染み込んでいる場合は着替えればいいのですが、そうではありません。

魚の臭みというのは非常に厄介で、入浴してもなかなか取れないのです。

これは工場や魚市場の人たちだけでなく、鮮魚コーナーの仕事にも当てはまります。

家族や恋人といる時に生臭さで不快感を与えてしまうのは、あまり良いものではありません。臭いの正体は自分から出ていますから、たとえば布団や服にもうつります。

厄介なのは、働いているうちに臭いに慣れてしまうことです

自分は嗅ぎ慣れているので気になりませんが、慣れていない人にとっては強烈です。消臭剤でもごまかせないので、かなり困ります。

自分は良くても知らず知らずのうちに周囲の人間に不快感を与えている・・・。

鮮魚部の仕事が嫌になる瞬間です。

下処理にしかならない、業務内容

早朝から出勤し、きつい臭いが染みついてまで頑張っても、鮮魚担当の仕事は変わりません。毎日魚を切るだけですから、言ってしまえば単調です。

ほとんどが同じ作業の繰り返しなので、スキルアップは見込めません

要するに、「魚の下処理は出来るが調理に関しては素人同然」ということです。

スーパーの鮮魚部に勤めていて辞めたくなる最大の理由がこれです。

特に20代などの若い人ほど自分の実力がどれ位通じるのか試したくなるので、余計にそう感じるのですね。

スーパーの鮮魚を辞めたくなる理由

・キャリアアップしている感が希薄

・そのくせ長時間拘束で疲弊

・よって将来に不安を抱く

辛い思いをして働いているのに、基本の処理ができるだけというのは残念です。

刺身のスキルは身に着くと思いますが、味付けや料理に活かせない事実が消化不良感を増していくのです。

調理師免許がなくても、調理経験がなくてもできる仕事ですが、いつまでも下処理ばかり。せっかく得た技術なのに活用できなければ、長く務める意味に疑問を持ちます。

終わりに

これらの理由から、鮮魚売り場の仕事を辞めていく人は少なくありません。

給料も少し安めなので、業務内容のわりに合わないと感じている人もい多い。転職を視野に入れつつ、続けている人もいますが、それは得策と言えます。

まず、魚をさばく仕事はスーパーだけではありません。さばける人を求めている企業やお店は沢山あります。

例を挙げると、居酒屋や寿司屋、和食の店、高級割烹でも必要とされています。魚をさばいたことのある経験者は優遇されますので、そちらに行く方がメリットもあります

基本的に料理を提供するお店ですから、さばいて終わりではありません。魚の調理、料理の種類、おいしい食べ方なども学べます。

働きながら調理師免許を取得し、いずれは自分の店を出す人も沢山います。自分ができる仕事を最大限に活かせば、仕事はやりがいのあるものになります。

スーパーの鮮魚部での長時間労働には苦にならない、魚をさばくだけでなく料理の技術も向上させたいという方は迷わず飲食店に転職した方が良いです。

また、スーパの工場的な仕事に嫌気がさしているなら、一転して違う異業種にチャレンジするのも一手です。

全く別物の異業種ではなく、小売やサービスといったジャンル内での転職であれば十分に可能性があります。

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