寮完備の飲食店で働いてた時に体験した裏事情を暴露!

飲食店で働く従業員のために寮完備をしている会社はかなり多い。

 

かくいう私自身も寮完備されている飲食店で働いていた時代もありました。

 

その中には実に色々な会社がありました。

 

 

一見すると、家賃を格安で済ますという利便性の高い福利厚生にみえます。

 

 

しかし、会社側からすれば寮完備にする確固たる理由があるのです。

 

今回は、私自身が寮完備の飲食店で働いていた時に感じた注意点と、裏事情を公開します。

 

 

 

寮をあてがう理由は社員を束縛し、使い倒す作戦

ぶっちゃけた話、寮を完備している飲食店は多いです。

 

寿司和食の修行的なニュアンスの強いお店に始まり、居酒屋からラーメン店まであらゆる業種で寮を完備している。ないお店を探すほうが難しいくらい。

 

実は寮を完備する会社は飲食店以外にも存在してます。

 

例えば、新卒の独身者に対してマンションを一棟借りしてそこに新入社員をあてがう大手企業や、地方の僻地で働く工場労働者のための社宅などがそのいい例でしょう。

 

寮や社宅を用意することは、会社側にも従業員にもメリットがるからです。本来の目的とでもいいましょうか。

 

 

[normal_box2 color=”orange” border=”b3″]・一括教育や管理が行いやすく、社員が会社に利益をもたらしてくれる

 

・社員は社員で格安物件に住め、節約ができる[/normal_box2]

 

 

 

双方にメリットがあるという部分が、寮を完備する狙いといえます。

 

 

ところが多くの飲食店の場合、双方のメリットのように見えてじつはそうでもない部分が多い。

 

 

もうこのブログを読んでいる人はお気づきかもしれませんが、飲食店が寮を完備するのは確固たる理由があります。

 

それは、

 

 

[normal_box2 color=”orange” border=”b3″]・拘束時間が長い

 

・終電で帰れない[/normal_box2]

 

 

 

この2点が背景にあります。

 

 

お店の近くや、市場の近くに住まわせるという事は、会社に都合よく使い倒すことができるからだし、寮に入れば辞めるに辞めづらくなるので、人材の囲い込み作戦にも適している。

 

こういった理由を主メインの狙いにしているお店も存在します。

 

厄介なのは、お店に利用されているという部分が見えにくいという点です。

 

 

 

若者にとって飲食店の寮完備は圧倒的な福利厚生に感じる

寮完備の会社に魅力を感じる人の多くは、20代の若者や独身者です。

 

特に地方から都会に就職を考えた場合、たいした蓄えや身よりもない人は、家が借りにくかったりします。現状の日本の仕組みがそうなっている。

 

学生の延長でそのまま既存のアパートに住んでいれば問題はないのでしょうが、仕事をしていない・これから就職する場合、家を借りる事は意外と難儀する。

 

 

そんなさなか人手が足りない飲食業界では、入社の案内を年中無休で出している会社がほとんど。

 

そこで、

 

・個室寮完備!

・未経験者大歓迎!

 

こういった謳い文句を目の当たりにすれば、そこに魅力を感じるのが普通の感情です。

 

 

[box_cf icon=”man” color=”orange”]すげーな!寮付きで月給25万か![/box_cf]

 

 

 

こんな形で圧倒的な福利厚生に感じてしまうのですね。

 

そこに会社に利用されるという感情は微塵も入り込みません。

 

 

 

会社側の本音事情は「こき使う」ため

 

 

とはいえ、寮をあてがう以上はそれ相応の理由が存在します。

 

有名大手企業の新入社員のような理由はそこにはありません。

 

最近では24時間営業を終了し始めている企業も存在しますが、多くの飲食店ではまだ早朝からの勤務や深夜営業も普通に行われています。

 

えてして都内などでは、遠方から電車で通っている家族持ちの社員もいるために、終電を超えて働ける社員の存在が必要になってきます。

 

 

そこで登場するのが寮完備です。

 

 

建前はもちろん、

 

 

・寮を完備することで給料の低い新人をバックアップ!

 

・社宅があれば通勤も楽ちん!

 

・ワンルームマンションであなたも明日から一人暮らし!

 

 

こんな風に、あたかも福利厚生を全面に打ち出しているように感じる。

 

しかし、その裏では、

 

 

[check2 color=”orange”]・寮を完備することであなたを終電で逃しません!

 

・「入寮契約」をさせて辞めずらくしますよ!

 

・ワンルームマンションという牢獄の準備完了![/check2]

 

 

 

といっているのが本音です。

 

ベテラン社員の中には独身にも関わらずにあえて寮には入らないという人もいるぐらい。

 

飲食店でのキャリアが長い人はこういったチカラの抜き方を知っているのかもしれません。

 

 

 

入寮する時のポイントは違約金・自動天引き・変な家の3点!

寮や社宅といっても色々な種類があります。

 

ここでは私自身が実際に体験した様々な寮のパターンを紹介します。

 

こんなケースもあるので気をつけたいポイントをまとめてます。

 

 

 

寮を使いまわすのに違約金

店舗の周辺に、過去に誰か別の社員が住んでいた寮がすでに借りてある状態です。遠方の店舗に急に異動になった場合にも起こり得るパターン。

 

おそらく以前に誰か退職した社員が住んでいて、それを使いまわすのですね。

 

これはこれで、会社側からすればコストの削減も兼ねている面もあるため、いた仕方のない部分も否めません。

 

 

しかし、これ裏の事情をしっている人間からすればえげつない側面も持っています。

 

 

通常、新規で物件を借りる場合、賃貸借契約法の関係で会社と家主で契約を結びます。その際に、社員個人が連帯保証人として会社の保証人にされる事がよくあります。

 

ここまではよしとしましょう。

 

会社によっては、更に個別に、会社と従業員間で契約を結ぶお店もあります。

 

 

入社後1年以内に退職した場合は初期にかかった費用の全額を返還するものとする

 

 

ありがちなのがこういった文言。

 

これは退職に抑止効果をかける意味と、あまりにも早期に退職されては会社側としても利益貢献を受けていないといった意味を含んでいます。

 

 

とはいえ、

 

 

多くのブラックな飲食店では入寮したものの、1年以内に辞める社員は後を絶ちません。

 

当然罰則金(初期費用)を払って辞めていくわけですが、会社側はここで、カラになった物件を即時解約しない場合があります。

 

これは会社側と不動産側の信頼関係もあって、借りたがすぐ解約となると、新たな物件を紹介されなくなってしまったりする恐れがあるからです。

 

通常、賃貸物件は2年契約が一般的なので、3ヶ月や半年で解約されることを不動産会社も好まないのですね。

 

そのためお店側はカラのまま契約を走らせる状態になるわけです。

 

 

そこに新たな寮希望の新人が入社してきたとします。

 

その際、新規でその人のためにアパートを借りるという事はしません。

 

なぜならすでにカラ物件があるからです。

 

「ちょうどよかった!」

 

というのがお店側の本音でしょう。

 

 

ところが、ブラックな飲食店では、新たに入社した社員も次々に退職してきます。

 

新規で入ったこの社員も半年で退職した場合、どうなるのか?既存の物件であるため初期費用はかかってないはずでは?

 

 

実はここでも普通に違約金を請求するお店があります!

 

 

お店と新入社員間で交わす契約書に、辞めた場合は損害金を請求するなどに文言を改めて、お金を請求するのですね。

 

当然ここに初期費用はかかってないわけですから、この損害金はまる儲けになります。

 

いくらカラ契約の期間があるとはいえ、卑劣さを感じざるを得ませんね。

 

「寮は、新人がすぐ辞めると儲かる」

 

こんな暴言を吐いている幹部社員もいるぐらい。

 

 

怖すぎます。

 

 

 

かかった初期費用が給料から勝手に天引されているケース

こんなケースも実際にありましたね。

 

これは労務関係の法律に疎い個人店にありがちなパターンかもしれません。

 

物件の手配にかかった初期費用が勝手に給料から天引きされているのです。

 

初期費用とは「敷金」「礼金」「仲介手数料」です。

 

当時は「敷金2」「礼金2」の4ヶ月分が当たり前の時代でしたから、「仲介手数料1」と合わせて、仮に6万の家賃だと30万がかかった計算ですね。

 

 

こともあろうかこのお店では、何の通知も無しに、給料から謎の天引き金3万円が引かれているのです。

 

インターネットで情報が流通している今、こんなことやったら大問題になりますよ。

 

そもそも給料から勝手に天引していいものは、

 

・所得税

・住民税

・雇用保険

・社会保険

 

です。

 

これ以外の項目を天引きするには、労使協定でハッキリと定めておかなければいけないと法律で決められています。

 

よく「旅行積立金」や「互助会」などの名目で天引きされるケースもありますが、これらは普通、全て書面で定められているのです。

 

 

何の合意もなしに勝手に給料から差っ引く・・・。

 

初期費用を捻出してくれないなら、はじめからこんなお店に就職していませんよね。

 

 

 

寮がシェアハウス

キッチンやトイレ、浴室は協同で、部屋は二段ベッドが2つ置いてある協同部屋のアレです。

 

昔の板前の料理修業では、一部屋に5,6人のタコ部屋で寝泊まりしたなんて人や、リゾートバイトで山や海にいくと協同部屋なんてものはあるかもしれません。

 

 

ところが私が入れられたこのシェアハウス、4人全員が一切の関係性のない部外者なのです。

 

 

全員が全員、赤の他人。

 

しかも驚くべきことに、その4人の中で日本人が自分だけという状態!

 

後々知ったことですが、シェアハウスは個室じゃない場合、初期費用がかからず格安のため外国人留学生で埋め尽くされるケースが多いらしいです。

 

 

当時白人一人、黒人一人、中国人の構成で、なぜかそこに私もいましたね。

 

 

外国人留学生軍団の中に、飲食店勤務者がいる摩訶不思議。

 

 

遠方からの転職で即決採用のため寮の準備が間に合わなかったり、1ヶ月間の試用期間での採用でシェアハウスに一時的に入れるという時に、こんなケースがあるようですね。

 

これはこれで楽しいという人には問題ないのでしょうが、見ず知らずの外国人なんか耐えられない!という人には苦痛でしかないでしょう。

 

とはいえ格安で異国気分が味わえますが・・・。

 

 

 

最後に

 

 

飲食店の寮に関する記事を書きました。

 

もしあなたが飲食店で寮完備のお店を探しているなら、こういったトラブルもあるんだ的に読んで頂ければと思います。

 

 

そんな中私が一番恐いと思うのは、ハッキリと契約を確認せずに入社してしまうことです。

 

特に恐いのが金銭面の契約。

 

会社が建て替えるのか、自分が払うのか、辞めた時はどうするのか。ここはしっかり確認することが必須。

 

 

私自身うやむやなまま入社し、後々になって意味不明なお金を請求されるといった事が実際にあったので注意して欲しいし、会社と寮を出る件で金銭トラブルに巻き込まれている人を大勢みてきました。

 

また、往々にしてよくあるのが、

 

「こんな過酷な労働環境だとは想像もしてなかった。辞めたいが入寮してしまってて辞めるに辞めれない」

 

このパターンが一番悲惨です。

 

入社してから、

 

「最初の条件と全く違う!こんなはずじゃなかった!」

 

などの事がないように、事前にしっかりと見極める事は絶対大切ですよ。

 

 

長文お読み頂き、ありがとうございました。