飲食業は鬱病になる危険性が大。罪悪感を押し付けるお店に注意!

飲食店と言えば様々な形態がありますが、学生アルバイトが多い様に初心者でも採用される等、敷居が低いイメージがあります。

 

しかし実際の仕事は立ち仕事で、かつ社員自体が少なく、一人の社員と後は全員アルバイトでシフトをまわす等長時間勤務を余儀なくされる事もしばしば。

 

ここでは私が実際に飲食店での勤務で鬱病と診断された経験を元に、このまま無理して頑張り続けるとどの様な危険が潜んでいるのかを見ていきたいと思います。

 

 

キッチン側との不仲

飲食業と言えば、料理を提供するホールと作る側のキッチンに分かれますが、どちらかと言えばこのキッチン側が力を持っている事が多い。

 

もちろんホールがオーダーを取ってこなければ料理はできないのですが、キッチンの作り手なしにはお店は成り立ちません。

 

しかし、お客様のわがままを少しでもかなえてあげたいと思うホールと、お客様の顔が見えずに料理を作るキッチンでは意外なほどの温度差があります。

 

その為対立や不仲と言った事が起こる。

 

料理の再度作り直し依頼や、お客様のわがままを聞こうとキッチンに~はできますか?と聞く度にいやな顔をされ、舌打ちをされると言う事が続き、最終的にはキッチンに近づく事さえ怖くなります。

 

忙しい中でせわしなくやっているので、自分自身に非があって嫌な顔をしているのではない事は重々承知しているものの、何か申し訳ない事をしているのでは?と卑屈な気持ちに陥ってしまう

 

変な罪悪感を感じてしまうのです

 

ものすごく相手の顔色をうかがう様になっていき、次第に胃が痛くなってくる始末。

 

体育会系のテンション

仕事はどんなものでも、その仕事に従事している人の雰囲気や傾向があると言われます。例えばIT業界であると今時男子やオタク系が多い、金融系だとお金を扱う為に完璧主義、身なりもきちっと等といった感じ。、

 

世間のイメージもありますが、実際に似た雰囲気を持つ人が多く働いているのも事実です。

 

その中での飲食業のイメージは「体育会系」という言葉がぴったりではないかと思います

 

重いお皿やグラスを片づける、ビールの樽を入れ替える等女性でも力仕事は当たり前ですし、シフトも様々、夜中まで勤務等もありますのでタフでなければ務まりません。

 

そんな中で体の具合が悪くても、多少の熱があっても自分のシフトをカバーしてくれる人を探すか、又は熱があっても出勤するか、その2つに1つの選択肢となります。

 

とても代わってもらえそうな人手不足の状況だと熱があっても出勤し、動きが悪いと怒鳴られると言った悪循環となります。結果体調の悪さでへたり込み、役立たずと呼ばれ、言い返せない為自分を責めてしまう。

 

決して自分が悪いわけではないと頭では分かっていても、その後も責め続ける結果となってしまい増々塞ぎこんでいってしまう。

 

鬱病へのストーリーを自ら作り上げていってしまっているのです。

 

 

どなり声

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どんな仕事でもお客様からお叱りをうける事はありますが、飲食業の場合はそんな場面に遭遇する事がかなり多い。

 

お酒が入ってしまうとコントロールが利かずに怒鳴り出すお客様は多くいます。お客様を10分待たせると、「もう30分以上待っているのに!」と怒鳴られ、料理が美味しくないともう帰りますと怒鳴られる。

 

どんなに自分に非がなくても謝罪しなければいけない社員はかなりのストレスがたまります。結果、スタッフ同士がいがみ合い、ののしり合い、又は上司が部下を怒鳴ると言った怒声や陰口が飛び交ってしまう。

 

お客のどなり声にスタッフ同士のどなり声。

 

お客様からのお叱りを受け、上司から突然とても些細な事、例えば置き場所が違う、や一つの作業が遅い等の理由で、不意打ちで大声で怒鳴られる事が続く。

 

普通に言えば分かる事や、冷静に聞けば大したことではないのに、大声で言われる事で、こちらも委縮してしまい、恐怖感や自分が悪いと言う思い込む結果となり、その上司を見るだけ涙がこみ上げてくる様になってしまう

 

突然の涙

度重なる叱責や過酷な労働環境から、自分を責め過ぎ、気が付くと全ては自分ができない事が悪いと思いこむ様になっていってしまう。

 

最初におかしいと思ったのは職場で泣きだし、涙が止まらずにうずくまってしまった時でした

 

ほんといきなりです。悲しい感情でもないのに突然涙が流れ落ちてきて止まらないのです。大の男が満席のお客さんの目の前で号泣している。

 

 

本来ならお客様のいる前で泣きだす等絶対にしてはいけないと分かっているのに、涙が止まらずそのまま病院に行く事になりました。

 

結果はストレスから来るうつ病。そして仕事の休養を余儀なくされました。

 

しかしそんな状態にも関わらず頭の中では店の事、皆に迷惑をかけている事が離れず仕事の事を考えていたのです。今から考えると信じられません。

 

最終的には薬を服用していてもあまり変化がない為、退職と言う結果となりました。

 

飲食業と言う仕事柄、こう言った上記の様なリスクは避けられないのです。仕事を失い、薬を服用し続け、数か月の無休療養となりました。

 

飲食業が鬱病を招く最大の理由

後々になって気づいた事ですが、飲食店勤務者が鬱病になりやすい最大の原因は、常に理不尽な罪悪感にさらされているからだと感じます

 

今では会社から罪悪感をいいようになすりつけられていたと思います。

 

「君の教育の仕方が悪いからアルバイトが育たない」

「君の提案が悪いからリピーターが増えない」

 

口では直接言われなくとも婉曲的にミーティングや会議の場で、上司やオーナーに発言されると、

 

「お店の売上が悪いのは自分の責任」

「会社が成長しないのは自分が悪い」

 

という感じで罪悪感を抱きやすい。真面目な人ほどこういった感覚に陥ってしまうのかもしれません。

 

こんな感情に四六時中さらされていたら精神に支障をきたし鬱病になってしまうのは言うまでもないです。

 

今から思えば、上司や社長はお店や会社の売上が不振になっている後ろめたさに耐え切れず、その責任を私に投げ捨てていたのだと認識しています

 

売上の波の激しい飲食業界ではこういった事は日常茶飯事なのでしょう。

 

 

「売上が悪いのはお前の責任だ」

 

こんな事を言われても、「いや、私にはそんな力はありませんよ」

 

こう言い返せるぐらいの器量があったら鬱になんかならなかったのかもです。

 

 

もし上記の症状の中で一つでも思い当たる人は注意して、転職を視野に入れる事をお勧めします。