飲食業が若者・中年問わずに働きたくない最大の理由

万年を通して人手不足の飲食業。

巷にはあちこちに飲食店は散乱していて、身近なイメージなのになぜか働きたがる人が少ない。

それもそのはずで飲食業は若者をはじめ、中年層にも職種として人気がないのです。

飲食業が働きたくない最大の理由を詳述に説明します。

学生の4人に1人は就職したくないという厳しい職種

就職氷河期の大学生。こうも就職難にも関わらず飲食業だけにはつきたくないという人が多い。

文系・理系問わず4人に1人が飲食には就職したくないというデータもあるほど。

実際のところ、自分が以前働いていた飲食店でも中々就職の決まらないアルバイト大学生に、

「いざとなったらウチで働けよ」

なんて事を投げても、みんな一様に

「それだけは絶対イヤです!」

「それなら実家帰ります!」

「くくく(苦笑)」

こんな感じで頑なに拒否された事を今でも鮮明に覚えています。

まあそりゃそうでしょうね。

飲食店で働きたくない理由

・1ヶ月を通して一体いつ休んでいるか分からない店長

・売上が芳しくなく社長にどやされているマネージャー

・泥酔客の吐いた汚物をかたす社員

・激務の割に金が無さそうな副店長

・進んで休日出勤している料理長

こんな様子を日頃から目の当たりにされていたら、大学卒業してまで働く職種じゃないな、と誰しもが思うはずです。

ワークライフバランスが崩れすぎている

ワーク・ライフ・バランスwork–life balance)とは、「仕事生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す

(※ウィキペディアより)

飲食業で働く事の最大のネックが何より拘束時間が異常に長い点。

人によっては、家に帰るのは寝るためだけに帰るという人もいるぐらい。

こうなってくると「仕事と生活の調和」もヘッタクレもあったもんじゃありません。

毎日毎日が、拘束時間が長いため

仕事だけしている生活

こんな日常を送る羽目になります。

ないないずくしの飲食

・家族と一緒に過ごす時間もない

・趣味に打ち込む時間もない

・地域コミュニティに参加する時間なんか勿論ない

こんな「ないない」づくしでワークライフバランスが取れるはずもないため、普通の思考の人はこんな大変な業種にわざわざ参入しようとは思わないのです。

ワークライフバランスって簡単に言えば、給料と福利厚生(実生活)のバランスとも言い換えられます。

給料は良いが福利厚生は悪い

給料は悪いが福利厚生は良い

普通この2点を天秤にかけて、自分なりの妥協点を設け仕事を決めていくのか一般的な流れ。

飲食業は「給料が悪く、福利厚生も悪い」

です。

これじゃ人気がなくなるのも無理はない話です。

飲食業で独立する人が多いのも実は良くない

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飲食店の中には脱サラして修行し、将来は自分の店を開くといった人や、個人店で料理を学び、ゆくゆくは俺も独立するといった志が高い人も確かにいます。

言ってみれば、ある程度のノウハウを学べば飲食業は誰でも簡単に独立ができそう。と思われがちな職種なのです。

新しいITビジネスを立ち上げよう、というよりも、新しい飲食店を立ち上げよう、という方が簡単で身近な感じが強い。

そのため大志を抱いて飲食業界に参入してくる人間も意外なほどに多いのです

しかしご存知でしょうか飲食店の倒産率を?

統計データによると飲食店を立ち上げて約70%が3年以内につぶれているのです。

皆さんの周りにもありませんか?

前はラーメン屋だったのに気がついたら、雑貨屋になっていた。イタ飯屋ができたと思ったらいつの間にか空き物件に・・・。

このように飲食店の倒産率は非常に高いのです。

それこそ10年以上経営できているお店なんて数パーセント。しかもそのほとんどは賃料もかからない家族経営の持ち家経営者だったりする。

飲食業は衰退が早い。すぐ潰れる。

こういった印象が世間体にも強いわけです。

また独立開業して間もないお店などに社員で入社したりすると、福利厚生が全く整ってなかったりします。要は個人経営丸出しのお店。

社会保険すら完備されておらず、住民税も天引きされない。酷い場合は所得税すらも引かれない。

こういったお店が乱雑に存在するのも、実は印象が良くないのです。

その後売上が伸びて体制が整ってくるのでしょうが、福利厚生・体制の不整備といった事実があるだけで、個人店だけがそうなだけで、飲食業全体がダメだと見られてしまう。

こういった部分にも飲食業が不人気な原因は存在するのです。

今現在、不人気な飲食業で働いている人へのアドバイス

そんな事言ったってもうすでに今飲食業で仕事をしている。

人気がないって言われてもどう仕様もない。他業種に転職するっていっても、スキルもキャリアもない。

こんな人も多いことでしょう。

そんな方々に向けて私なりのアドバイスを書いてみます。

まだまだ年齢の若い20代の第2新卒なら

25歳前後の第2新卒世代であれば、未経験とはいえまだまだ伸びしろ、チャンスはあります。

採用する企業側からしてみても、

飲食業という激務の中でマナーや礼儀を培ってきたタフな奴

即戦力の30歳前後の人間と比べてまだまだうちの社風に馴染ませる事ができる

こんな風に捉えている会社も沢山あります。

飲食店の店長の経験を活かして、飲食店向けのグルメサイト会社に転職を成功させたなんて人もいるので、自分の可能性を信じて行動していけば道は開けます。

悲観するにはまだまだ早すぎる年代と断言できます。

飲食店を辞めたい人向けのおすすめ転職エージェント

30歳前後なら

とにもかくにも転職を視野に入れると即戦力が求められる世代です。ある意味で他業種に挑戦する際のタイムリミットかもしれませんね。

こういった場合に参考になるのが、飲食業で扱っているお客さんが近しいような業種への転職です。

似たような属性と言いましょうか。

例えば、高級業態で富裕層に対する接客をメインにやっていた人であれば、富裕層をターゲットにしたような生命保険会社の営業に思い切って転職。

売上や在庫管理に長けているのであれば、似たような客層の訪れる雑貨屋に転職するなど。

ほんの一例ですがこんな選択肢も十分ありです。

もちろん面接では、どのように自分を売り込むのかのかのテクニックは必要になりますが、企業が採用するメリットはあると判断してくれればまだまだチャンスはあります

面接のテクニックなんかは転職エージェントを使えばいくらでも学べますし。

30代で他業種に飛び込むのは危険?賢く転職サイトを使う方法とは?

30代中盤から40代

おそらく転職のチャンスとしては最後でしょう。

というのも年齢が年齢だけに、企業側も自社の社員にできない事を持っているか、ずば抜けて優秀な能力を持っていない限り採用するメリットがないからです

そのため転職も同業での転職になります。

飲食業内の転職で使いたい転職エージェントとは?

しかし実際のところこの年代で同業の飲食業を駆け巡るメリットなどあるのでしょうか?

飲食業のような職種の場合、どこかの会社が不祥事を起こすと、同じカテゴリーのライバル会社は著しく売上が伸びたりするものです。

そうなると企業は新たに新規事業を立ち上げたり、部署を増やしたりする傾向があるため、こういったポストを今までの経験を活かして狙っていくのも面白いです

例えば、大手企業の店長から中小企業のスーパバイザーを狙ってみたり、メニュー企画から、新規のメニュー開発事業部に転職する等。

飲食店では大手の肩書などあまり重要視されない世界。

であればネームバリューを脱してポストを向上させ、年収や待遇改善に乗り出すのも一手ではないでしょうか?

いずれにしろ重要なのは、今まで自分が培ってきたキャリア・能力は同業他社で勝負できるか?通用するのか?という点です。

今勤務している飲食店に不満があるというのであれば、こういった拡張法もあるのだと参考にして頂ければと思います。

もし他業種への転職でお悩みなら転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?

転職するしないに関わらず話を持ちかけるだけでも、今の自分の客観的な立場がつかめるかもしれません。

 
 

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