飲食業がブラックと言われる最高の理由4つを大暴露!

「365日24時間死ぬまで働け」

かの有名なワタミグループ元会長の渡邉美樹氏が吐いた、ブラックを象徴する言葉です。

ビジネスマインドを構築するための考え方としては決して間違ってはいないでしょう。メンタル面のタフさは仕事をする上で重要ですので。

しかし実際に法律を無視して、それを実行しちゃダメですよ。

飲食店のような軽作業がメイン(とみられがち)な職場で死者をだしていてはブラック企業のレッテルは貼られ続けます。

「飲食業がブラックと言われる最高の理由」語ります!

狂った研修で洗脳させる

上記は餃子の王将の研修風景です。有名な動画なのでご存知の方も多いかもしれませんね。

飲食業を知らない他業種の人からすると異様な光景のように映るかもしれませんが、こういった研修は結構一般的に行われています。

しかしながら異常です。ある意味狂っています

店長・社員のモチベーションを上げるためにやっているように見受けられますが、実はこれ別の真の意図があります。

それは思考の遮断・洗脳です

軍隊のような規律正しく過酷な研修を施すことで、まず第1に囲い込む部分が

お前らは末端の社員。反論することは許されないし言われたことを遂行のみ

この部分です。

最初はおかしな研修のように感じている社員も幹部や社長の目が「マジ」なのを受け取り、段々と受け入れていってしまう。

研修でテンションが上がりきった状態で、一緒に研修を共にした幹部(軍曹)から激励の言葉を投げられると、いよいよ俺も頑張るぞと奮起してしまう。

いやシナリオに沿った形で自動的に奮起させられてしまうのです。

こうなるとブラック企業の飲食店が振りかざす異常な価値観や考え方が、正当なものだと刷り込まれていってしまうのです。

既存の正常の価値観がむしろ「おかしいもの」ぐらいに追いやられてしまい、飲食の狂った思考が通常のもののようにすり替わっていく。

その上、現場に戻れば長時間拘束、休日無しというダブルパンチで外部との交流が遮断され逃げ道も失っていく・・・。

寮完備で拘束時間を増やし、縛り付ける

飲食店の拘束時間は長いです。それこそ13時間15時間は当たり前。

営業時間も終電を過ぎてしまう時間までオープンしているお店も多いため、寮や社宅を完備している会社も多い。

「〇〇君も通勤大変だから、そろそろ寮に入ろうか」

上司からこんな言葉を投げかけられる事も珍しくない。

寮費も月額3万とか格安で入れるパターンも多く、ちょと得だしひとり暮らしできる楽しさなんかを考えて社宅に入ってしまう人は結構いる。

一見すると従業員の事を配慮し優れた福利厚生のようにも見えますが、

実はこれ、全く別の思惑があります。

一人暮らしをして、お店の近くに住むということは、

ブラック飲食店が寮完備する理由

・終電で帰る必要がないので更に長時間引っ張れる

・親元を引き離せば、おかしな価値観に注意をしてくれる人がいなくなる

・入寮の契約書を書かせ罰則を設け退職しずらくする

こういった事を意味します。

自転車や歩いて帰れる距離に住むという事は、夜中の2時3時まで社員を引っ張れるという事と同義。また休日でも何か不測の事態が生じた時に呼び出すのにも便利です。

近くに住んでいる事を理由に、バイトの急な欠勤にも対応させることもできる。

親元を離れる事で、長時間労働や3週間連勤していても心配して声をかけてくれる人もいなくなります。誰も異変に気づかないという環境に陥ります。

また入寮する際にも契約書をかかせ、1年未満で退職したら物件手配にかかったコストを全額支払わせるなどの内容を盛り込み、辞めたくても切り出せないような心情に落としこむ。

縛り付けるだけ縛り付けといて、辞めるなら金払え!とでも言わん態度。

ブラックな飲食業がよくやる代表的な手口です

関連:私が飲食店の寮で体験したありえない裏話

従業員の真面目さを逆手にとって悪利用する

冒頭の渡邉美樹氏の文言を受けて、真面目に業務に取り組んだ結果、ワタミではかけがえのない命を失った人がいます。

死ぬまで働けが紙面上の言葉ではなく本当に命を落としてしまいました。

しかしなぜこんな事が起きるのか?

実はこんな誇張された表現にも、飲食がブラックたる理由が潜んでいるのです

ご自身・周りも含めてだと思いますが、、日本人は真面目で忍耐強い人が多い。

軍隊のような研修に耐え、365日24時間働けと言われれば、本当に限界までその覚悟で勤め会社の意向にそった働きを示す人は実に多いのです

「大変でもきつくても愚痴を吐かずに頑張る」という価値観を会社から執拗に教育として刷り込まれれば、それに答えようと頑張ってしまう日本人は多いのではないでしょうか?

なぜなら日本人は基本的に幼少期から、忠実で真面目に生きる事が美徳かのような教育がなされている。

突出した態度や奇抜な発想は、仲間はずれにされるので、自分が多少大変でも全体が丸く収まるのが一般的な生き方だ。といった感じの教育を受ける。

オーナー幹部はある意味卑怯だと思います。こういった日本人の気骨ある性質を分かった上で、無理な労働環境を強いているのだから。

ブラック企業の社長の中には、

「休みたいなら辞めればいい。社員全員が休日返上で働くから会社は成長できるし給料も上がる。」

こんな事を吐き捨てる経営者もいます。

???

本当にそうでしょうか?

客観的に考えて、これは本末転倒な言い分とも捉えられますよ。

社員全員が休日を返上しないと会社が成長せず給料も上がらないのだとすれば、それは単純に経営者が無能なだけではないでしょうか?

自分には打つ手が無いから社員の労働力を買い叩いてでも経営しないと会社が回らない。

労働法規を無視しなければ経営が立ち行かない事を理由に、自分らに都合のいい価値観を植え付け、低コストで社員を使い回すための発言にしか思えない。

これを卑怯と呼ばずに何と呼ぶのか?

飲食業はキツ過ぎ。その責任は経営陣にあり

仲間・家族という虚構のレトリックで偽善する

飲食店で働いていてよく耳にするのが、

・俺達は仲間

・社員は家族

・チーム〇〇

こんなキャッチコピーです。

家族や仲間といったキーワードはブラック企業の経営者が好んで使うレトリックの一つと言われます。

理由はいたって単純で虚構の「家族」や「仲間」を演じることで、自分らに都合の良い無理難題を押し付ける事が可能になるからです。

「大変なのはお前だけじゃないんだ。仲間もみんな頑張っている」

「そんな考え方をしているのは君だけだぞ、チームとして考え方を合わせろ」

こんな事をシーンに応じて巧みに使い分けます。

「家族」や「仲間」といったワードは「一体感」「愛情」こんな連想を思い起こさせやすい。

そのため「裏切りづらい」「諦めるのはダメな奴」、こんな感情を彷彿させてしまうのです。

家族・仲間という健全なイメージの強いワードを全面的に出していけば、

・こき使う⇒助けあう

・パワハラ⇒教育

にすり替わってしまうのです。

結果:飲食はやめとけ・・・

飲食店がブラック企業と言われる理由についてを自分なりにまとめてみました。

よくなぜこんな記事を書くのかといった質問を受けることがあります。

それは一言で言ってしまえば飲食業界の劣悪な労働環境を知って貰いたいに尽きます。

さらに言えば、ブラックで違法な飲食店はこの世からなくなってほしい。こうも本気で考えています。

その最たる手段は、「辞めること」だと断言できます。

結局、ブラック飲食店がなくならない最大の理由は、働いている当事者がけなげにも間に合わせてしまうからです。

・本来3人で回すところを2人で乗り切ってしまう

・欠勤者がでれば、休日返上で自分が穴埋め

社員だから店長だからという謎の習慣から、体をはって何とかしてしまうからです。未熟な経営者ほど、そんなあなたに甘えてしまうのですね。

実はそういった姿勢は、問題を解決せずに先送りするだけで、なんら根本改善につながらないのです。結果、ブラックな店がのさばる。

ブラックな飲食店は今すぐに辞めること。

大胆な決断が、経営者に考えるキッカケを与え全体の改善につながる。

これだけ労働問題が取り上げられているのに、わざわざブラック企業で働いているのは大損ですよ。

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